あなたが満足できるホームページを作成してもらうために最も重要なことは、
「制作会社とのコミュニケーション」です。
ホームページ作成の過程では、あなたの意見をホームページ作成会社に伝えながら、
同時に「インターネットの専門家」である、プロの立場からさまざまなアドバイスをしてもらうことになります。
このとき、あなたと制作会社とのコミュニケーションがうまくいかないと、
あなたが望むようなホームページは完成しません。
このページでは、そんな「ホームページ作成会社のコミュニケーション力」について考えてみましょう。
ホームページ作成会社の担当者のことを、
業界では「Webデザイナー」とか「Webクリエイター」と呼びます。
何となくカッコイイな名前ですが、
実はこの呼び方にすべての問題が凝縮されているといえます。
もともと、こうした「デザイナー」や「クリエイター」たちは、
印刷の仕事で生計を立てていました。
書籍や雑誌のデザインが仕事で、雑誌をつくる時に、
絵と写真を組み合わせて、どうすれば「お洒落な」雑誌が作れるかが、彼らデザイナーたちの最大関心事なわけです。
一方、雑誌を売るのは「デザイナー」の仕事ではなく、出版社の営業マンの仕事。
デザイナーはセールスにはノータッチですから、
「商売」に関してはまったくの素人でした。
さて時が流れて、インターネットの発展・普及とともに、
そのようなデザイナーたちのもとにも、ホームページ作成の仕事が舞い込むようになりました。
ホームページ作成に関しても、絵や写真を利用するケースが多いため、
彼ら「出版系のデザイナー」にホームページ作成の仕事を依頼するようになったのは、まあ当然の流れでしょう。
彼ら「出版系デザイナー」は、それまで作っていた雑誌と同じような感覚でホームページを作成しますので、
「お洒落」で「キレイな」なホームページになります。
そして事実、そのようなホームページが、少し前までのネット業界では注目を集めていました。
でも、彼らは「デザイナー」であって「ビジネスマン」あるいは「商売人」ではありませんから、
当然、売上げをアップするためにどのようなホームページを作ればよいかについては、何のノウハウも持っていなかったのです。
もちろん、ここで申し上げたかったのは、こうしたWebデザイナーたちの悪口ではありません。
あなたがホームページ作成会社を選ぶ際には、こうした「デザイナー」たちと仕事をすることになるわけですから、
「商売につながるホームページ」を作りたいのであれば、事前にデザイナーたちの一般的な特性をご理解いただきたかったのです。
ぜひ、こうしたデザイナーの特性を念頭に、ホームページ作成会社を選んでいただければと思います。
ところで、コミュニケーション能力のあるホームページ作成会社かどうかは、実際に依頼してみないとわからないことが多く、
依頼する前に、その制作会社のコミュニケーション能力を正確に判断するのは簡単ではありません。
ただ、ホームページに連絡先の電話番号を明記していないホームページ作成会社は、
コミュニケーションを嫌う傾向が強い、ということは言えるでしょう。
電話番号を記載していない
と考えている制作会社である可能性が高いのです。
もちろん、すべての制作会社がそうではないのですが、電話番号をホームページに明記していないケースは、
こうしたカルチャーの業者である可能性が高いのは事実です。
また、ホームページの作成がはじめての場合、ホームページのコンテンツを作る過程やホームページをリリースした後に、
いろいろと相談したくなるケースが多いと思います。でも、こうしたカルチャーの業者では、まずあなたの相談にはのってくれないでしょう。
「問合せフォーム」はたいていの制作会社にありますが、メールでの問合せは、やり取りに時間がかかります。
電話であれば5分で解決する質問も、メールだと1週間たっても10日たっても解決しない、ということになりがちです。
このようなことを避け、コミュニケーションに積極的な業者かどうかを判断するために、
「電話番号がホームページに明記されているか」を1つの基準にしてみてください。
それでは続いて、ホームページ作成の進め方を明示してくれるかどうかでホームページ作成会社を選ぶ方法をお話ししましょう。