このページでは、ホームページを初めて作成する方にとって複雑でわかりにくい「ホームページ作成にかかる総額費用」について考えてみましょう。
ホームページは作ったらそれで終わり、というものではありません。ホームページは作成してからが本当のスタートで、継続的なコンテンツの追加・修正が必ず発生します。
実際の店舗では、季節に合わせたセール、売れ筋商品や店内レイアウトの定期的な見直しなどを継続的に行います。
これはホームページも同じこと。最初に作ったコンテンツが大ヒットで、あとは放置しておいても、どんどんアクセスが増えてホームページが大成功!・・・などということは100%ありません。
最初のコンテンツをもとに、アクセス者の反応をチェックしながら細かい修正を繰り返すことが不可欠ですから、少なくとも月に数回程度はホームページのコンテンツ追加や修正が発生します。
さて問題は、こうしたホームページのコンテンツ追加や修正作業に対して、あなたとホームページ作成会社との間で事前にどのくらい意識合わせができているか、というところです。
この点があやふやなままですと、ホームページのリリース時にこんな会話が展開されます。
御社 | 「ところでこのホームページで、売上は上がりますか?」 |
---|---|
制作会社 | 「そんなのやってみないとわかりませんよ」 |
御社 | 「そりゃそうですけど……ここは、こうしてくれとお願いしたじゃないですか」 |
制作会社 | 「そんな話は聞いていませんよ」 |
御社 | 「それなら、せめてここだけは修正してください」 |
制作会社 | 「結構ですが、追加で1ページあたり3万円いただきます」 |
御社 | 「え!?そんなにかかるの?じゃあ、社員に修正させるので、修正方法を教えてください」 |
制作会社 | 「これは高度な技術を使っていますから、素人の方には修正できません。必ずうちに修正を依頼してください」 |
御社 | 「ええ!?じゃあ、ちょっとした修正の度に何万円もかかるわけ?そんなにお金払ってられませんよ……」 |
特にホームページの作成がはじめての場合、最初にかかる費用(初期費用)ばかりに目がいってしまい、
作成後にかかるランニングコスト(更新費用)について忘れがちです。
プロのデザイナーが専門の技術を使って作成したホームページを、一般の人が自分で更新するのはほぼ不可能です。
自分で更新不可能ならば業者に依頼することになり、先ほどの会話のような
「写真の貼り付け1枚につき1万円」「1ページにつき3万円」といった、別途更新費用が必要となります。
しかも、更新するのが1ページとは限りません。更新するページ分だけ費用がかかりますから、
毎月「何十万円」もの費用が必要になることも考えられます。
つまり、ホームページ作成時の初期費用よりも、ホームページ完成後の更新費用(=ランニングコスト)のほうが、
はるかにかかってしまうわけです。
こんな目に遭わないように、ホームページ作成を依頼する前に、
ホームページリリース後の「追加・修正」にいくらかかるのかを、明らかにしておきましょう。
ところで、最近では初期費用0円をうたっているホームページ作成会社も少なくありません。
このような場合、初期の導入コストは非常に安くすみますから、一見とてもお得感があるのですが、これが思わぬ落とし穴なのです。
初期費用0円というケースには、月額費用が少し高めに設定されていることが多いようです。たとえば、
といった具合です。
仮に1番安い2万円のプランを契約したとしてシミュレーションをしてみましょう。初期費用がかかる場合と比べ、たとえば3年間の利用でこんなに差が出てしまいます。
初期費用0円 月額費用20000円の場合 |
初期費用50000円 月額費用5000円の場合 |
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初期費用 | 0 円 | 50,000 円 |
月額費用 | 20,000 円×36 ヵ月 | 5,000 円×36 ヵ月 |
3年後の 費用合計 |
720,000 円 | 230,000 円 |
いかがでしょうか。初期費用が0円でも、その後のランニングコストがかなりかかるということをご理解いただけると思います。
しかも、もし自分で更新できない場合は、この他にページの更新費用がその都度別途かかります。
「数年間継続して利用する」ことがホームページ作成の前提と考えると、
初期費用0円のホームページ作成サービスは結果的に高コストになるというわけです。
このように、ホームページ作成にあたっては、初期費用だけで選ぶのではなく、
追加・修正という完成後の更新費用についても、事前によく検討しておくことをおすすめします。
それでは次に、リース契約を結ばせるホームページ作成会社についてお話ししましょう。